写真作品

2025  海 シリーズ


僕はでこぼこな人間です。

 

上手くやりぬいたと思ったら、めちゃくちゃ不器用だったり。

とても積極的なのに、突然ナーバスになったり。

大きな賞を頂いているのに、精神科にお世話になってたり。

いつも自分で自分に疲れてしまいます。

 

十数年前に宮崎に帰ってきてから、

何百回もマリーナに通い、

水平線を見て癒されて、

毎日を乗り越えてきました。

 

絵画から写真中心の制作に切り替えて

浮かんでくるイメージは、そんな海のイメージでした。

「海の記憶」「Ocean Line」「Horizon」

それぞれスタイルの違いがありますが、

全ての源は、「1」つ、海でした。

ただ「1」つの海が

でこぼこな私を「1」つにしてくれたのでした。

海の記憶 シリーズ

2025年 「手放した相棒」
2025年 「手放した相棒」

海に潜るように、記憶を蘇らせる。

 

脳内にダイブし、

日々の生活の中から記憶を紡ぎ出し、世界のすがたを現していきたい。

 

現す方法は写真かもしれないし、絵画かもしれない。

言葉かもしれない。

 

光という記憶の集積が、世界の輪郭を形作る。

2025年 「夢中で創った赤いゾウ」
2025年 「夢中で創った赤いゾウ」
2025年 「夏の終わりの夕暮れ」
2025年 「夏の終わりの夕暮れ」

Ocean Line シリーズ

世界には七つの海が存在し、それぞれの表情を見せながら一つの海として繋がっている。

「七つの海」210×297mm×7   2024年
「七つの海」210×297mm×7 2024年

Horizon シリーズ

日が昇り、沈む場所、Horizon。そこでは毎日、光と影というドラマが繰り広げられている。

2025 思い出のかけら

日々、日常を記録する。それが大切な記憶となる。

250305▫️夕方