4月4週目まで■写実的に描く子が増えてきました。

今回のこどなは、

振替で来た子が多く、そしてみんな頑張りました!

そんな中でも、大きな発見がありました。

前回のブログでもお話しましたが、

これまでのこどなのイメージ優先の課題ではなく

実はリアルに描写したい、という子がいました。

 

今回、他にもそんな子がいました。

 

入講して間もない2年生のK君は、教室で長い時間悩んでいたのですが、終わり近くに、

色で遊ぶ、ということがわからない、と言いいました。僕はハッとして

魚の資料をわたして描かせたら、ササッと上手に描いたのです。

色彩に興味を持たない子の中に、時々描写が優れている子がいるのですが

K君はそういうタイプの子だったのです。

またか!反省m(_ _)m

次回から写実的な課題を与えることにしました。

 

また、今回りんごのデッサンをしているHちゃんは、

こどなに入ったころから素晴らしい抽象画を描いていました。

賞も頂くし、このまま成長していけばいいな、

と思っていましたが、親御さんから、

「対象を見て、写実的に描けないのでそろそろやり方を変えてほしい」

という要望があり、確かにあまり描けないな、一度変えてみよう、

と思いデッサンをさせたところ、一生懸命に描きますし、

段々と上手になってきました!

りんごのデッサンが終わったあと、本人に、普通課題をまたやってみる?ときくと、

このままでいい、ということだったのでデッサンを続けさせようと思います。

 

他の多くの子は、これまでのこどな課題が合っていて、

色で遊び、アイデアを生み出す、とい力を伸ばしていこう、と思うのですが

写実的に描く課題も、早い段階で取り入れた方が良いのでは、

と考えました。

 

僕自身が、実は写実的に描く子供で、その後大学受験でデッサン力が必要なため猛練習して受かったのですが、

大学に入ったら、色で遊ぶことやオリジナリティーのある作品を生み出すことがなかなかできませんでした。

その経験の反省を元に現在のこどなの課題を作っているのですが、

子供のころの僕だったら困るかもな、と思い直しています。

 

これからのこどなを変えていこうと思いました。